「描くことで、ものをよく見るようになります」
実は私たち見ているようで、見ていない。頭のイメージで見てしまっていて、
本当には、ちゃんとは見ていなかったりします。
モノを見る力というのは
とても訓練がいるものだったりします。
ゆびまるこでは、絵を描きながら、
先にゴールをつくり、そのあと景色を見る力を育てています。
ちゃんとこどもたちは見てきますよ。
3月は梅の花を描いています。

梅の花は、紅梅、白梅があって、
じっとみているとそれらが入り交ざってとってもきれいです。
枝はまっすぐに伸びていて、
そこからのつぼみがとってもかわいい。

みんなで描くと、本当にいろんな梅が見られます。
絵にはその人らしさが出るので、見ていて楽しいものです。
描いている時は
「こんなのかな?」って描いているけれど、
完成すると、「わぁ♪」って感動。
きっと今度はじっくりと梅を見ると思います。
先に描いたので「見る」感覚が育つんですね。

こちらは京都の城南宮の梅。
もう最後でした。
枝はまっすぐ。大きな梅と小さな梅の花がたくさんついていて、
つぼみもたくさん。
こういうピンク色も美しい。
今度はこの色で描いてみます。
『せせらぎと梅の花』
『梅の花が散るとき』
そんなイメージがわいてきました。
こどもたちは描くことで、ものを『見る力』をつけます。
見る力は、ものだけでなく、ひとや状況をよくみて、判断する力にもつながります。
梅の花、まだ咲いているのでたくさん、見て来てくださいね。