摂津市高齢介護課主催の「つどい場」人材育成研修がありました。
これは地域の「つどい場」を支える人たちを育てることが目的であり、
ステップアップのためのもの。
50名ほどの地域活動の皆様が一同に集まり、研修。
なかなか貴重な時間でした。
内容は『人との関わり方〜コミュニケーション法』。
講義だけでなく、実習を重ねながら学びました。
そこでぞぞぞと来た研修がコチラ。
心が氷になるような感覚がありました。
ぞぞぞぞ・・・・・・・・・・。
怖い・・・。
ワーク①ノーリアクションで聞く。その人に話す。
- 話を聞いてくれていない人に話すのは、苦痛です。
- リアクションがない人に話すのは、辛いです。
- 絶対に興味がないだろうなと思う人に話すのは、「なんで、ワタシ、話しているんだろう?」と後悔します。
- 笑顔がない人に話すのは、私の笑顔も殺します。
- 私の声だけが響き渡る中話すのは、逃げ出したくなります。
- よそを向いている人に話すのは、心に怒りを覚えます。
- 「なんでこの人、ここにいるの?」と、相手にも怒りを覚えます。
- 「わたし・・・」って自信がなくなります。
無表情なリアクションのない人に話していると、
苦痛、後悔、怒り、逃避、不信感−−−
そのような感覚を覚えます。
時間が長い。
時間を埋めるのに必死でした。
話したくないことも話していました。
こちらは、ほんの2分のワークでのできごと。
ほんの2分の出来事です。
わたしは、この2分で心が凍りました。
聞く側の態度で、相手の心をを殺すことができるのです。
怖い必殺技です。
決して使わないでください。
しかし逆にのワークになると大違い。
ワーク②笑顔でリアクションしながら聞く。その人に話す。
時間はあっという間、会話もどんどんはずみます。
相手への信頼感も生まれ、大好きになります。
話している自分のことも好きになります。
恐ろしい・・・・。
『聞く』態度、姿勢で、相手を生かすことも、殺すこともできる。
やっぱり『聞く技術』は必殺技だと思います。
これは日常でも同じことなんですね。
毎日話す機会はあります。コミュニケーションは日常にあるもの。
親子で、夫婦で、会社で、地域で、サークルで。
「人間」という字は、「人」の「間」と書きます。
人間は人と人の間にあって、はじめて人間となるのだと、聞いたことがあります。
つまり、人間はコミュニケーションする生き物です。
コミュニケーションが人間にしてくれるのかもしれません。
聞く人の聞く姿勢で、相手を活かすことができる。
『話すのが上手であることがコミュニケーション上手』
そう思っている人も多いかと思いますが、
『聞くことが上手な人こそ、コミュニケーション上手』なのではないかと思うのです。
そんなふうに思える素晴らしい研修でした。
ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
特にこどもたちには「聞く」ことを意識的にしてあげてくださいね。
ちゃんと聞いてあげれば、話してくれます。
話すことが心も頭も育てていきます。
たくさん話して、たくさん聞いて、
笑顔のコミュニケーションでいてくださいね。
この『聞く技術』は磨かれていくものです。
意識的に使って、自分を磨いてくださいね。