
※文字は私が書き写したものです。
わたしは子どもの頃から
絵をかくこと 本をよむことが好きでした
絵は実物そっくりにかけばいいと 思いやすいけれど
そればかりでは ありません
むしろ見えないことを かくことの方がおおいのです
大人になって気がついたのでは おそいのです
若いときに 絵をかいたり 本を読んだりしてください
2017年4月
安野光雅
先日、私の好きな絵本作家である安野光雅さんの美術館に行ってきました。
雨の中、美術館をテーマとしたバスツアーは満席。
年齢層が高く、女性がほとんどでした。
安野さんは現在93歳だとか。
昔からこどもに向けた絵本を描いておられます。
また世界を旅し、やさしい絵でつたえてくださっています。
私は美術館にはいって、最初に職員の方の説明があるのですが、
そのお話よりも、この安野さんの言葉にくぎ付けになりました。
(この文字は、私が絵を見ながら書き写したもの)
- 目には見えないものをかくこと
- 大人になってからではおそいこと
その言葉を読んで、はっとしました。
そして思ったのです。
「私はこどもたちが見せる表現活動の中の様子や、きらりとひかる瞬間を伝えていきたい」と。
ゆびまるこのこどもたちは、なんのとらわれもない自由な空間と時間の中で
全力で表現していきます。
なかったら考え、作り、
自分の中から書きたてられるイメージを、描きたい気持ちを、出会いたい意思を
アートを通して表現していきます。
絵は最終結果ですが、
実はその絵にたどり着くまでのプロセスこそが子どもの挑戦と発見。
たくさん挑戦して、失敗して、乗り越えていく道のりこそが
こどもたちに届けることができる「生きる力」。
ちゃんと発見します。
しっかり乗り越えます。
悲しんだり苦しんだりします。
そして達成して出会うのです。
さっきまでより、少し成長した自分自身と。
「あきらめなくてよかった」
そんな体験をこれからも見守り続けていきたいと思います。
そして、こちらのゆびまるこのページでお伝えしていきたい。
大切に「こどもたちの瞬間」を集めていきたいなと思っています。
ゆびまるこ ルパ