こんにちは。
心を育むパステルアートゆびまるこのルパです。
かれこれ毎日ブログをスタートしてから24日目。
ゆびまるこチャンネル24号です。
今日はこちらをご紹介します。
わたしは 子どもの頃から
絵をかくこと 本を読むことが 好きでした。
絵は、実物をそっくりに
かけばいいと思いやすいけれど
そればかりではありません。
むしろ
見えないことを かくことの方が 多いのです
大人になって
気がついたのでは おそいのです
若いときに
絵を描いたり 本を読んだりしてください
2017年4月 安野光雅
私の大好きな絵本作家の安野光雅さんの言葉です。
昨年、美術館を訪れたときに出会った言葉です。
ちなみに絵に描かれている文字は、私が書いたもの。
美術館で展示されている安野先生の言葉を書きうつしたものです。
(私の走り書きですね)
言葉が こころに響き
言葉が からだを駆け巡り
言葉が もどる場所となり
わたしの支えになっている
今ではアトリエのいつも見えるところに飾っていて
いつもいつも見ています。
『見えないもの』『見えないこと』を描く。
それは心を通して、描かれていくその人そのもの姿。
- そっくりに描く。
- 上手に描く。
- すごいねって言われる絵。
そういう絵も素晴らしいと思います。
訓練された技術、洗練されたセンス。
それはすごいと思います。
だけど、こどもたちにはそういうことを求めません。
そういう絵は描かせません。
特に小学校低学年くらいまでは、もったいなくてさせたくないのです。
無限の可能性と世界を持つ子ども時代。
なんでもできる
なんにでもなれる
夢を持ち、夢に向かい、夢を叶えるためのチカラを
育てるために、あえてそんな絵を求めません。
心の根っこレジリエンスを育てながら
なにがあっても夢に向かえる力を
アートで育てていく。それがゆびまるこです。
安野先生の言葉のように、
見えないことやものを、自分の心でしっかりと感じながら
表現されていく世界を、私は一緒に味わいたいと思っています。
心を描いた結果、
それがかたちとなって現れたり、風景になったり。
その絵の中にしっかりと心が生きていて、
その絵から生まれてくるこどもたちの物語が素敵です。
今日のこどもたちのチャレンジ。
放課後デイサービスのこどもたちです。
星型をつかって描く。
星を描くためではなくて、カタチと出会う練習。
星がうまれたね
星だね
星がいっぱいだね
色をかえる
新しい星だね
きれいな星だね
きれいだね
カタチを描くことで、カタチと出会っていきました。
星を描くことで、たくさんの星と出会いました。
彼のチャレンジは続きます。
色実験のあとの紙。
ここにも星を描いてみるね。
「星だね」から「星を描いてみるね」と意思が生まれる。
型を使わずに、自分で見ながら星を描く。
特徴をしっかりとらえていました。
彼の中に星が生まれた瞬間。
素晴らしい体験でした。
「鳥」を描くテーマから始まり、どんどん広がっていく物語。
とりさんが木にとまったとき
お友達と出会いました
こんにちは
こんにちは
おしゃべりしました
とりさんは
だいすきな 彼のあたまがすき
ふかふかしていて あったかい
まるで とりのす みたい
彼も とても うれしい
いつもありがとう
とりさんが気持ちをいいました
こちらこそありがとう
とりさんが言ってくれました
鳥の中に込められたあたたかい思い。
鳥が伝えてくれるこどもたちの物語。
心は見えないけれど、
たくさんの物語があって、夢がある
これからもゆびまるこは
アートでたくさんの心を放ち、物語を育てたい。
もちろんおとなも同じ。
たくさんの思い、たくさんの気持ち、たくさんの夢
こどもよりも強いかもしれません。
真っ白の紙の中は自由です。
アートは自由です。
わたしが私であるために
自由にまるまるしていきましょう。
それではまた!
今日もまる!みんなまる!のゆびまるこでした。