こんにちは。
心を育むパステルアートゆびまるこのルパです。
みなさんは「あおいくま」って、聞いたことがありますか?
あおい、くま?
なんのことやら?といった感じかもしれません。
きっと頭の中には、青い熊でいっぱいかもしれません。
人間の脳はとっても素直にできているので
聞いた言葉のイメージがぱーんと刷り込まれてしまいます。
…と考えると
できない⇒できない私
むずかしい⇒むずかしい現実
あぶないあぶない…。
つまり思い描いたようにしか、脳には映らないのですね。
ゆびまるこでは、この脳のしくみから考えられているアートプログラムですので
描きながら、前向きな行動選択ができる力を育んでいきます。
ゆびまるこ先生たちは、このファシリテーションスキルのトレーニングを経て、先生になっています。
ゆびまるこのアートが心が元気になる、癒される、前向きになれるのは
先生方の認知行動療法的なアプローチサポートがあるからなのです。
さて。
脳のお話ではなかったのです。
私が今回お伝えしたいのは「あおいくま」の人生五訓です。
あせるな
おこるな
いばるな
くさるな
まけるな
この言葉は私の父の部屋に書かれていました。
よく見ていたので、私は「あおいくま」と聞くと、すぐにこの五訓を思い出します。
父は事業をしていましたので
きっとこの言葉は自分のために書いていたのでしょう。
励まされていたのだろうなと思います。
当時は「なんだ?こりゃ?は?」と共感することもなく、眺めていたのですが
今、私は同じような立場になって、事業を営んでいる。
やっとこの言葉の意味が分かるようになりました。そしてこの言葉に助けてもらっています。
振り回される状況に、心が苦しくなる日々…
日々、いろいろなことがあります。ありすぎます。。
お仕事は人と関わることが多いので想像もしなかったような状況や反応、
そして社会や世界の情勢によって振り回されることも多い。
特にコロナの時はすごかった。
どうしようもなくて、これまで積み上げてきたものが総崩れ。
大切にしていた事業所様でのアートワークが、コロナで中止。
外部の人の出入りができなくなり、人との交流がなくなったことから
私は近づくこともできなくなりました。
「申し訳ありませんが…」
沈黙が意味するものは、誰もが分かる
もう行くことができないというものでした。
たくさんの画材を抱えて、門の前でインターホンごしにお話しを聞く。
立ちすくみ、何も考えられなかったものです。空を見ていたかな。
そして泣きながら帰ったかな。
「いろいろ、ある」
それは仕方がないことかもしれませんが
その時に『あおいくま』がふと頭にうかんで、心を強く持つことができました。
あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな。
自分を取り巻く状況はどうであれ、自分のこころは自分次第なのです。
辛いときこそ、苦しいときこそ
支えになる言葉があれば自分を保つことができます。
自分を見失わなくてすむ。
あおいくま、あおいくま、あおいくま。
どうですか?
もう「あおいくま」と聞くと、この言葉が浮かびませんか?
あおいくまの教えが浮かべば、よかったです。
それも脳のしくみ。
とってもシンプル。サンキューです。
『あおいくま』がみなさんの心の支えとなりますように。
がんばっていきましょう!
『あおいくま』五訓を声に出して言ってみる
声に出してみると、その声を聞いて、脳にインプットしやすくなります。
「あおいくま。あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな。」と言ってみてください。
紙に書いたものを見ながら、声に出してみるとさらにいいですね。