パステルアートで自由に表現しながら自己肯定感と心の根っこ(レジリエンス)を育む、“みんな、まる!”ゆびまるこ学校

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発達特性を知るヒント〜「できないこと」を考える

2025/02/22
こんにちは。心を育むパステルアートゆびまるこのルパです。
「ルパ先生」ってこどもも、おとなもみんなから呼ばれています。


前回のブログでは
発達特性を知るヒントとして、動作を分解することについて書きました。

今回は「できないこと」に注目していきます。

鳥チャイムづくりは
本当にたくさんの作業が詰め込まれています。
そしてそれぞれに動作が違うので、子ども達のできるできないも差がありました。


子ども達のことをみるうえで
いつも「できること」に注目していきますが
ゆびまるこは「できないこと」の中にも子ども達の特性を見つけていきます。


「できること」と「できないこと」を分けます。
これはなんとなくでは見つけることができない作業。
細かく、丁寧に、繊細に。
そこに子どもたちの特性や「らしさ」が生きているので
私はその特性を見ることが大好きです。


みんなができることは、みんなができるわけではない。「できないこと」に注目する。


みんなができるわけではないのですね。
そして「できないこと」にもかなりの差があるのです。


  1. ○できないけれど、練習したらできるようになる
  2. △できないけれど、できるかもしれない
  3. □できない

練習したらできるようになる子は、練習します。
少しずつ、段階的に練習して、経験を増やしていきます。
そして「ひとり」でも挑戦してもらいます。
するとできるようになり、自信がついていきます。
⇒数が必要(量)


できるかもしれない子は、一緒にやってみます。
何が怖いのか、不安なのか知ることから始めます。
…近づかないかもしれない。
…逃げるかもしれない。
…手を出してくれないかもしれない。
だから、「一緒」が必要。最初の一歩は一緒に踏み出します。
そして、「楽しい経験」に変えていく必要があるので、声掛けを増やしたりしていきます。
これは意識を変える声かけなので楽しいです。


できない子は、なにが理由でできないか考えます。
言葉が理解できない子もいます。
どこまでできて、できないのか細かく見ていきます。
できない中にも、「できる」を探していくことは私たち先生の役目です。
かならず「できた」はある!
そう思って、子ども達と接していくと、あるのですね。


子ども達と日々接しながら、
分かりやすい「できること」だけではなくて
「できないこと」の中にもその子らしさが存在していることを感じます。


私自身もなんでもできるタイプではなくて
「できること」と「できないこと」の差が大きいのですね。

「できないこと」がいけないことではなくて、だめなことでもない。
それは誰かにお願いする勇気が必要なのです。
そして「できること」は誰かの力になるくらいに一生懸命。
それでいいと思っています。

これからはひとり一人の「できること」が発揮されていき、支えあえる世界になっていくと思っています。
だから、できないことを嘆く必要もまったくない。それは個性です。


子ども達よ。自分らしく羽ばたいてね。
みんなまる!万歳。

「できないこと」をリストアップしてみよう!

できることではなくて、できないこともリストアップしてみると自分のことがよくわかったりします。
できないことは、苦手なことでもあると思います。それは性格だったり、脳の特性でもあるので理解しておくといいですね。
私は
・片づけられない
・事務作業が苦手
・決まったことをすることができない
・ずっと話を聞くだけができない
・細かい手作業ができない
・地図が読めない
・ずっと黙っていられない
あらためて、「ああ、私だな」って思うのでした。
みなさんもやってみてね。面白いですよ。








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