
「よくみて、描いてみよう」
こちらはこどもさんの作品。
彼女はカボチャの「しましま」が気になった様子。
じーっとよくみて、しましま模様のカボチャを表現してくれました。
そして背景にも、しましま。
素晴らしいですね。
「よく、みる」
絵を描くことで育つ力に「見る力」があります。
それは「よく、みる」ことです。
描くものを、よく、みる。
描きたいものを、よく、みる。
自分の気持ちを、よく、みる。
自分の絵を、よく、みる。
この「見る力」はとても大切。
そのもののカタチをとらえること。特徴をとらえることができます。
実は私たちは、よくみているようで、見ていないことが多々。
「これは、こういうものだろう」
思い込みや先入観で、みているようで、見ていないこともあります。
じっと、よく、みる。
すると、
ものにはカタチがあり、それはさまざまである。
ものには色があり、それはさまざまである。
光と影の存在にも気づきます。
じっと、よく、みる。
そのものの背景を考えることにもなります。
たとえば「これは、かぼちゃ?」「なんでおもちゃ、かぼちゃ?」
「畑で育ったの?」「どこからきたの?」
「このかぼちゃは、どうすればいいの?」
じっと、よく、みることは、
人に置き換えると、相手のことを受け止めて、考えることができ、
思いやる心が育ちます。
思いやりがあるから、理解力、共感力も育ちます。
私たちは自由な表現ゆびまるこを通して、
絵を描くことを通して、
こどもたちの無限の力を見ています。
じっと、みる。
そんな時間をとることは大事ですね。
新たな発見があるかもしれませんね。