ゆびまるこ『蕎麦を打とう、食べよう企画』。
ゆびまるこの子供たちの話を聞いた蕎麦職人さんが
「ゆびまるこの子供たち、蕎麦打ちしませんか?」
そんな嬉しいお話しをいただいたのです。
本当にありがたい。
ゆびまるこの子供たちにたくさんの方々が体験を作ってくださいます。
「おそば、作ってみたい人!食べたい人!」
そんな企画に集まってくれた、こどもたちとママたち。
蕎麦を打つのは子ども達。
大人は蕎麦を食べる人。
蕎麦打ちは本当に楽しくて、
子どもの自由な発想が繰り広げられて大笑い。
- 「こどもって自由ですね」
- 「ゆびまるこの子供たちって積極的ですね」
- 「すごい!自分たちで考えてやっている!」
さすがゆびまるこの子供たち。
よくみて、きいて、やってみて。
あっという間に自分たちで考えて、行動していきます。
先生もびっくり!?
先生は、兵庫県三田市永沢寺そば愛好会の阪下真理子先生。
たくさんのそばの道具を持って来てくれました。
リアカーのような車に道具をのせて、がらがらと登場。
1.そばの実を知る
まずはそばの実の勉強。
なにからできていて、どんなふうに粉になっていくのか学びます。
これ大事ですね。
みんなでそばの実を触る。
このそばの実はこれから土に植えて、各自育てていただきます。
そして最後は絵に描く予定。(いちおう、ゆびまるこ)
2.粉をまぜる
分量を量って、ふるっていきます。
今回は28蕎麦です。
小さいチーム
全員でつくっていきます。
実験感覚から、すぐに粉遊びへと変化。
こどもたちはすぐに遊びに変えていってくれるから素敵。
遊びに変える天才です。
これでいいの?っていいながらもどんどん進む大きいチーム。
すりすり。慎重派な男子。
いけー!どんどんいけー!!スピードアップ—!
え?なんで?
手が出る、手が出る。あちこちから手が出る。
まってーみんな順番ねー。
3.こねるこねて、まとめていくのは難しそうでした。
手がすぐに出るのは女子。そのあと男子たちが仕上げてくれます。
できない—と言っていたけれど、教えてもらうとすぐにコツがつかめたのか
お次は粘土遊びのようになっていきました。
先生「これは菊ねりといって…」
あ・・・こどもたち聞いているようで、聞いていない顔。
小さいチームは、まんまるにこねて、大きな泥団子のようにまとめていきました。
それもよし。
みんなでぱーんぱーんってこねているし。
大きいチームはパンづくりになっていました。
4.のばすゆっくりとのばしていきました。
たぶんゆっくり…のはずが、さすがこどもたち、これも粘土感覚。
慎重な男子。次を狙う女子。
丁寧にのばす。いい感じいい感じ。
いくよー。やる気満々。
後ろから、
「いっせーのーでっ!」と聞こえてきたら
大きいチームは全員で力技。
「やぶれたっ!」「大丈夫。くっつけたらいいよ」「ばれへんばれへん」
…聞こえてますけど。
5.切る
切る前にやさしくやさしく折りたたんでいきます。
小さいチーム、上からパーンパーン!と力いっぱいたたいています。
「そばがくっついてきれなくなるよー」
先生が慌ててやってくる。
子ども達完全に粘土感覚。
それでもたたく。たたきたくなる。
だって、粘土だもん。
ぱーんぱーん。
大きいチームはクッキーづくり状態。
粉をふって、たたいて、クッキー焼きますか?な感じ。
やっぱり、たたいている。
そばを切りました。
子どもたちは自分の切ったお蕎麦を食べます。
え?蕎麦?うどん?きしめん?
…そば、だよね。
そばだよね…?
6.盛り付ける
大根おろしもこどもたちの担当。
みんな自分の「できる」を探して、働きます。
お蕎麦の盛り付けも自分でお好みで。
かまぼこが大人気でした。
完成!わたしのお蕎麦。
7.食べる
「いただきます!」
できた人からお蕎麦を食べていきました。
「美味しい!」
「やったー!」
しばらくすると、不思議な声が出てきました。
「先生、この蕎麦なー食べても食べても減らへんねん」
…え?なんで?
ドラえもん???
見に行くと、本当に食べてもどんどん出てきます。
全く減ってないし。
蕎麦が太いので食べ応えがあって、
食べても減らないのです。
おなかがいっぱいになるまで蕎麦を食べました。
「そばでこんなにおなかいっぱいになるなんて」
大人もびっくりです。
子ども達のお蕎麦が大小さまざまで、面白くって、歯ごたえがあっておいしかったです。
そして、最後に先生が作ってきてくれたお蕎麦を食べた子供たち。
「細っ!なんでこんなに細いんや!?」
いやいや、お蕎麦って細いですから。
みんなのお蕎麦が特別ですから。
そのリアクションに、大笑い。
なにからなにまで大笑いの蕎麦打ち体験でした。
「食べる」ことは、
その結果しか体験できなかったりします。
蕎麦の実を知り、粉から、自分たちの手で蕎麦を打ち、切り、ゆがき、料理して食べるという
一連の「つくる」体験ができたことは素晴らしい経験になりました。
それに。
みんなで一緒に「つくる」「たべる」ことができたことが
楽しい思い出になりました。
ゆびまるこでは、こどもたちの「体験」を一番大切にしています。
体験があるからこそ、学びは知恵となる。
体験は成長の栄養となります。
たくさんの体験をこれからも作っていきたいと思っています。
先生、ご協力ありがとうございました。
みんなみんな、楽しかったね。ありがとう。
ゆびまるこ「蕎麦打ち体験」メンバー。