「うちの子、だいじょうぶでしょうか?」
はい。
ここ最近、多くの方からそんなことを聞かれます。
私はカウンセラーでもなく、子育て相談員でもなくて
ゆびまるこの先生なので、ゆびまるこ的人間論になりますが、書いてみますね。
参考になればうれしいです。
ゆびまるこは
「みんなちがって、みんないい」という基準で、
ひとり一人をありのままに受け止め、個性と感性が育つ環境をつくることを大切にしています。
だから、答えは
「だいじょうぶ。みんなちがうから」なんです。
みなさんの「うちの子、だいじょうぶ?」
具体的な悩みはこちら(一部)
- 落ち着きがなくて、じっとしていられない
- 年齢よりも発達が遅い
- 他の子ができることができない
- 言葉があまり出てこない
- 不器用で動きがぎこちない
- 手帳もらっています
- 勉強ができなくて、物覚えが悪い
- 混乱すると泣きだして、ずっと泣いている
- お絵描きしない
- ずっとにこにこしている。ほんとうにずっとにこにこしている
- 声が大きくて、話を聞かない
- 食べない
- 好き嫌いが多い
- こだわりが強い
子育て中はいろいろなことが気になります。
たくさんあります。まだまだあります。
気になりだすと、まだまだ出てきます。
お母さんは一生懸命。
一生懸命に「みんなと同じ」を目指します。
だから「違い」に目がいきます。
違い発見アンテナがピピピと動きます。
違いを見つける天才になります。そして不安を生み出します。
- 「どうして、ほかの子と同じことができないの!」
- 「どうして、並べないの!」
- 「どうして、じっとしていられないの!」
はい。
これは私の子育て中の私の言葉。
どうして?どうして?どうして?どうしてー!!!!
私、ついにタタリ神になりそうなくらいに、危なかったです。
他の子と比べて、子育てしていました。
他の子と同じになることを目指していました。
だから苦しかった。子どもも責めた。そして私自身も責めた。
どんどん責めて、母子ともに苦しくなって、緊張状態の日々でした。
そんなある日に私は「指で描くパステルアート」と出会い、毎日くるくるしていくのですが
気づくと私の言葉が変わっていました。
- 「みんなちがうしね」
- 「同じものなんてないしね」
- 「変わっていくね、面白いね」
指で描くパステルは変化がテーマ。
色の変化、絵の変化、心の変化。
描くほどにどんどん変化し、それを許し、受け入れることを体験していきます。
(この体験が今のゆびまるこの根底にあります)
アートの時に出てきた言葉は、日常の子育てにも大きく影響します。
子どもに向かって同じことを言っていたのです。
私は1か月でほぼ怒りが落ち着いたのでびっくりです。
みんなと違う、ほかの子と違う我が子に対して
「面白いね」とそのままを受けいれられるようになっていました。
言葉を変える。
「なんで!?」から「面白いな」と言葉を変えてみる。
面白いことが脳内に起こります。
これまで「ねんで!?」とほかの子との違いを見つける才能を発揮していたお母さんは、
「面白い!」と我が子の個性や才能を見つけるアンテナが育ちだすのです。
違い発見アンテナから、
面白発見アンテナへチェンジ!
「面白い!」と言うことで、
脳が面白いことを見つけようとしてくれます。
他の子と違う個性。
- それはのびのびとした感性や個性。
- じっとできないくらいに元気な体力や行動力。推進力。
- まっすぐに向き合う力。純粋な心。
- やさしくて、人のことを想える心。
- ひとつのことに集中する強烈な力
- みんな天才!
ものごとはすべてモノの見方によって決まります。
だから、こどもをなんとかするよりも、まずはお母さんのモノの見方を変えます。
だけど、モノの見方は長年培ってきたものだから、なかなか変えられない。
そこで「言葉を変える」のです。
言葉を変えると、思考が変わる。
思考が変わると、モノの見方や感じ方が変わります。
「面白いな」って言葉にすることで
少し心に余裕もうまれ、こどもの面白いを見つけることができますよ。
見つけられると嬉しくなりますよ。
それがありのままの姿を受け入れ、ともに育つ。
そうなんじゃないかなって思います。
ゆびまるこでは、
こどもたちと一緒にアートしながら、心と脳を育てていきます。
「じぶんにまる!みんなにまる!」の心を育て、
「みんなちがって、みんないい」を大切にしています。
まずは魔法の言葉「面白いな」ってつぶやいてみる。
言葉を変えて、脳を変えて、心豊かな子育てライフ楽しみましょう。
みんなちがうんですもんね。