私の知り合いの作家さんたちが絵を見にきてくださっています。
いろいろな言い方があるけれど
自分の作品に真摯に向き合い作品作りをされている方々がいます。
「おめでとございます!」
「みごとに世界観が出ていますね」
などなど言っていただけると
うれしい。そしてちょっと照れる。
パステル仲間たちで、作家さんも来てくれるのですが
本当にみなさん素晴らしくて、私も個展に行かせていただくたびに
「すごいなー」と息をのんでしまいます。
ただ私は今回は個展なので「作家」と名乗っておりますが、いつもは「講師」なのです。
立ち位置は、「講師」として活動しています。
アートをはじめて数年した頃、私はとても悩んでいました。
「作家か、講師か」
パステルアートを描くことが楽しくて、
「描きたいです」という方々と一緒に絵を描くワークショップをしていました。
自分が絵を描く+ワークショップも行う。
しかしワークショップや教室が増えていくうちに
私は自分の絵を描くことよりも、みんなが描いて楽しい絵を考えるようになりました。
「かわいいー」と言ってもらえる絵は
みんなが描いて楽しくて、ほっとするアートを考えて作ります。
何度も描いて、そぎ落としていきながら、作っていくのですね。
ですのでその絵は私の絵ではありますが、講座の絵なのです。
「私は作家なのか?講師なのか?」
同じようで同じではないこの2種類の職業。
私は器用だけれど、不器用な、器用貧乏なタイプで
たくさんの顔を持つことで混乱していくタイプだったので
「どっちか決めよう」と思ったのです。
作家は、
自分のアートを描いていくことが仕事。
アート作品を通して、みなさんに幸せをお届けしていく。
講座は、作家として自分の作品をみなさんと分かち合うファンサービスのような感じ。
講師は、
みなさんに絵を教えることで、みなさんが絵を描けるようになることをサポートするお仕事。
自由に表現できる場をつくり、テーマを提供し、表現サポートする。
みなさんがアートで心が元気になり、笑顔になる。それがゴールです。
講座がメインであり、作画はあくまでも講座用のもの。
自分の作品は別になります。
自分が絵を描くのか(作家)
みんなが絵を描くのか(講師)。
私はみんなが絵を自由に描いて、笑顔になってほしい!
本来の力を取り戻し、ありのままで生きられる力を手に入れてほしい!
そんな心の声に気づいた時には、
「私は、講師として生きていく」
決意したのです。
ですので私はゆびまるこの講師です。
みなさんが自由に表現を楽しんでいただけるようサポートしていきます。
作家と講師。
絵を描いているという事実は同じだけれど、
どんな立場で、どんな思いで描いているのかは全く違うのです。
私は作家の方々を尊敬しています。
「すごいなー」って本当に思っている。
自分の絵と向き合うことは楽しくもありますが苦しくもある。
真正面から自分の絵に向き合い、作品を完成させる覚悟はすごいものです。
…私にはない。
私は講師。
だけど私自身もパステルアートが必要であることは事実。
私も絵を描きながら心を回復させ、バランスをとり、希望に向かいます。
ですので自分の絵を描いていきます。
私もみんなと同じ立場で、絵を楽しみ解放されていく感覚も大切にしている。
今回の個展は私が大切に描いてきたものたちがいっぱい。
なつかしい作品も連れて行っています。
なかにはみんなのために作った絵たちもいます。
お気に入りたちが勢ぞろい。
どうぞご覧くださいね。