先日、高槻にある今城塚古墳のイベントに行ってきました。
この古墳は「ひらかれた古墳」で、中に入って遊べます。
古墳の中で、古墳のテーマの、古墳イベントです
さぞかしマニアックなんだろうと思い
(そういう私も古墳好き)
中に入ってみると、こどもたちがいっぱいでした。
しかも楽しそうに古墳で遊んでいます。
これは紙管。
土管の変わりに紙管でしょうか?
かつて住宅開発まっただ中の頃、工事現場やあちこちにころがっていた土管。
土管は、こどもたちの基地でした。
土管の中に入って、自分たちだけの世界をつくったり、
仲間たちと基地をつくったり、
自分だけの静かな空間だったりしました。
こどもの世界が、土管の中にありました。今では土管の姿は見られません。さびしいです。
土管が転がっていたら、問題になるかもしれません。
残念。
しかし、古墳の中には、土管ではなく、
紙の管がごろごろしておりました。
紙管は、材料が紙なので、軽いものです。
しかししっかりしている!
土管は動かないけれど、紙管は動く!ですので、古墳の中で、紙管がごろごろと動いているのです。
まるで虫のように♪
ゴロゴロ、ゴロゴロ。
もちろん、こどもたちが中に入って、ごろごろと転がしていました。
楽しそうに、嬉しそうに、
紙管の虫たちがゴロゴロ、ゴロゴロ。
紙の筒。
乗ったり、立ったり、中に入ったり、
立ててみたり、叩いてみたり。子どもたちはシンプルなその筒を使って、
いろんな遊びを生み出していました。

紙管トンネルも大人気。
もちろんのぞくと、
こどもたちが、アナゴのように入っていました。
基地であり、トンネルである。子どもたちにかかったら、大人の想像よりはるか超えた
使い方を生み出します。
天才!
紙の筒。
その使い方はたくさんあります。
こどもたちはいろんな遊びを生み出します。
シンプルなものだからこそ、いろいろ試してみて、遊んでみて、学ぶのです。
遊ぶ。学ぶ。
やってみる、遊びを発見。その体験が想像力を育て、創造力につながっていきます。
古墳の子どもたちは遊びの天才でした。
大人にとっては不要なものでも、子どもたちの手にかかれば宝物。
魔法の手で様々な機能を生み出して、
宝物に変えていくのです。
みんなもっている魔法の手。宝物に変える力は持っている。
「なにつくる?」
「どうしようか?」
テープの芯やトイレットペーパーの芯なども、
捨てる前にちょっと聞いてみてはどうでしょうか?
そこから子どもたちの無限の想像性は始まります。
その言葉がけが想像力を育てる鍵です。
どんなものが生まれるかな?
わくわく、楽しみにしていてくださいね。
そして一緒に「できたね」って
喜んであげてくださいね。