毎日やることがいっぱい。
次から次へととめどなく出てくる、出てくる。
洗濯、掃除、料理、洗濯たたんだり、靴を磨いたり。
さらには仕事も気になることがいっぱい。
「家にいるとやることがいっぱい」
だから外へ出る。
持ち物は最小限。携帯電話、お財布、ノート、ペン。
お気に入りのカフェに着く。
いつものコーヒー、ベーグル、スコーンを食べる。
お店がカフェから販売メインの形態に変更になっていたため、いつもの席はなく、
かろうじて作って壁に向かった席にすわる。
壁際に座るのはいつもと同じ。
いつもの壁際の席で、目に入った雑誌や本を席にもってきて、しばらく何にも考えずに眺める。
ぼーっと、パラパラとページをめくりながら、読まないで、ただ写真を眺めるだけ。
するとお料理が運ばれてくる。
ゆっくりと味わいながら、食べる。
「やっぱりおいしい」
いつもと同じものを食べて、いつもと同じ言葉を発する。
音のない空間の中にいる。
壁に向かって、自分ひとりの時間。
時間がとまったような感覚の中、ゆっくりと心がほどけていくのがわかる。
「はぁー」深いため息が出る。からだもほどけていくのがわかる。
知らず知らずに頑張りすぎてしまう。
やることばかりで、気になることばかりで、
あっちこっちいって、あれこれやって、いくらやっても落ち着かない。
そういう時は、ひとりで、お気に入りの場所にいく。
お気に入りのいつもの場所で、いつもの席で、いつものことをする。
そのなんでもない、慣れ親しんだ行動がほっとする。
時間にしたらほんの40分。
たったの40分。だけど最高の40分。
さあ、お家に帰って、お母さんに戻って、頑張ろう。
お母さんはいつも頑張っている。
だからひとりの時間も必要。
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