こんにちは。
心を育むパステルアートゆびまるこのルパです。
三連休いかがお過ごしでしたか?
といっても、3月にはいってからこどもたちはずっとお休み。
三連休といった感じはあまりしませんね。
それに…
外出できないですし。あ、外出自粛、遠出自粛ですね。
ふつうって、なんだろう?
「ゆびまるこってお絵描き教室ですよね?」
---------はい、そうです。
「でも、普通のお絵描き教室ではないですよね?」
---------はい、そうです。
ん?普通って?
普通に絵は描いているので、普通というと普通かもしれませんが
普通じゃないというとそうかもしれない。
- 絵は描くけれど上手に描く教室ではない
- 絵は描くけれど自分で考えて表現していく
- 絵は描くけれどみんな同じではない
- 絵は描くけれどみんな自分のペースで描いていく
それはいいかえると
ゆびまるこは
- 自分で考えて、自由に表現していくので、みんなちがう絵になる。
- 自分のプロジェクトとして絵に向き合うので、1時間じっくり描く子もいれば、じっくり考えて最後の5分で描き上げる子もいる。
そんな教室です。
「心を育てる」ことを一番大切にしているのでそうなりました。
でも、みんなが言う「ふつう」ってなんだろう?
私は子どもの頃からみんなのいう「ふつう」がよくわかりませんでした。
- ふつうは、そうだよね。
- ふつうは、そうするよね。
- ふつうって、そうなんじゃないの?
私は子どもの頃
この見えない「ふつう」がなにか分からなくて、「ふつう」を勉強していたころもあります。
友達たちの「ふつう」をよくみて、よくきいて、一冊のノートにまとめていました。
「ふつうノート」
- みんながする!というと、同じことをすることが、ふつうらしい…
- 「一緒にしよ」といわれると、一緒にすることが、ふつうらしい…
- トイレにいくのは、みんな一緒にいく、おわったら、先に教室に帰らないのがふつうらしい…
- なにもはなさなくても、話がなくても、そこにいるのが、ふつうらしい…
- 〇〇ちゃんが言うことに、うんうんうなづくのが、ふつうらしい…
とっても女子です。
がんばって「ふつう」にしていた女の子です。
みんなにあわせて、頑張っていましたね。それでも「変わっている」と言われていましたが。
「ふつう」がわからなくて悩んで苦しんだこともあります。
見えない「ふつう」に悩み苦しむ。
なんでしょうね?
おもしろいのが、みんなにあわせることが苦しければ、ひとりも嫌だった。
どうしてかというと、「ひとりだと思われる」ことが嫌だったんですね。
しかし大人になると、武器のようなものをみつけました。
「ひとりでできること」を見つけると自由になれる
絵を描くことで、「ふつう」さん、さようなら。見えない「ふつう」におびえる日々よ、さようなら。- 絵を描くことは、ひとりでおこないます。
- 絵を描くときは、一人で目の前のことに集中します。
- 絵の中では、自由なので、みんなと同じでなくてもいいです。
ひとりで、絵を、自由に描く。
思いのままに表現していく。
絵を描いていくことで、
ひとりで決めて、行動し、完成させる力をつけていきました。
みんな違うことを理解し、認め、分かち合うことを知りました。
「ふつう」はみんなそれぞれに違うことを知りました。
みんなの「ふつう」と私の「ふつう」は同じかもしれない。でも違うかもしれない。
違ってもいい。みんな違う人間だから。
違うから楽しいし、面白いし、助け合える。
みえない「ふつう」を必死に探して、あわせようとするよりも
自分の心地よい、自分らしい「ふつう」を育てていくことのほうがだいじ。
自分の「ふつう」を育てることは、自分自身を育てていくことと同じような気がします。
こどもたちは、ゆびまるこの中で、
自分で自分を育てていきます。
自分の「ふつう」をだいじにしていきます。
今の自分の好きなものを感じ、表現し、挑戦していきます。
同じテーマで描いていても、絵はみんな違う。
「ほんとうに、みんなちがうね」と違いを認め、楽しんでいます。
ママたちも同じように、「ちがうね」と認めてくれます。
そんな教室がゆびまるこ教室です。
それがゆびまるこの「ふつう」です。
みんなちがって、みんないい。それがゆびまるこの「ふつう」なんですね。
では、また。今日もありがとうございます。
今日もまる!みんなまる!ゆびまるこでした。